2007-08-03 出芽酵母のタイリングアレイ解析
A high-resolution map of transcription in the yeast genome.
高密度オリゴヌクレオチドタイリングアレイ(High-density oligonucleotide tiling array)を利用することで、酵母(Saccharomyces cerebisiae)の完全なゲノムの両方のストランドのRNAの発現量を調べた。本研究では、コーディングとノンコーディングの転写物の発現レベル、境界、構造を特定した。全部でゲノムの85%が栄養のある培地(in rich media)において発現していた。期待していた転写物とは別に、オペロン様転写物、遺伝子の近傍の転写物、同一の遺伝子の異なった部分から異なったレベルで発現している複雑な転写構造をもつ遺伝子などを発見した。
High-density yeast-tiling array reveals previously undiscovered introns and extensive regulation of meiotic splicing.
野生型の酵母とイントロンの分解を抑制させた変異体の酵母における高密度タイリングアレイデータを比較した。この方法で既知のイントロンの76%を特定し、18個の以前に予測されていたイントロンを確認した。さらに9個の以前は発見されていなかったイントロンを発見した。
そのうえ、スプライシングが制御されている13個の減数分裂特異的なイントロニック遺伝子(i-gene)を発見した。そして、それらは酵母において、細胞の分類に関連する遺伝子の転写後の制御を意味するものである。さらに、イントロニック遺伝子の16%程度は、栄養のある培地(in rich media)(※注)における増殖ではスプライスが不完全であることを発見した。それらは、減数分裂において、スプライシングの制御が関係していることを示している。