2007-04-13 X-linked microRNA 他
以下の論文を紹介します。
Rapid evolution of an X-linked microRNA cluster in primates.
Genome Res 2007
ヒト、オランウータン亜科(great ape)、テナガザル科(lesser ape)、オナガザル科(Old World monkey)、オマキザル科(New World monkey)について、X-linked miRNAクラスターの配列を再シーケンシングして比較した結果、X-linked miRNA クラスターでは、miRNAのtandem duplicationや塩基置換が頻繁に発生していて、進化速度がたいへん速いことが示された。加えて、ヒトとチンパンジー(オランウータン亜科)については、系統特異的なmature miRNAにおける塩基置換も観測され、潜在的な新生miRNAを示唆するものと考えられる。さらに、アカゲザルによる発現解析の結果、miRNAの発現の変化とオスの性的成熟が強く相関しており、このmiRNAクラスターが睾丸の成長と精子形成に関与していることを示唆している。タンパク遺伝子と同様に、オスの繁殖に関与するこれらのmiRNA遺伝子も、急速な適応変化の対象であり、進化における機能の新生に関与している可能性がある。
A Family of Human MicroRNA Genes from Miniature Inverted-Repeat Transposable Elements.
PLoS ONE 2007;2:e203
hsa-mir-548は最近発見されたマイクロRNAファミリーだが、これがMADE1という転移因子由来であることがわかった。